ゆらいで燃える火を

見つめて暮す







日ごろ忘れている

火を使う生活



火の揺らぎと

はじける音や香り

たまには火傷もしますが

いいもんです


炎の力強さと優しさに

魅かれ

薪釜を焚いています


石釜を使う


























真っ赤な炎をお腹いっぱいで

受け止め

輻射熱で食材の芯から

温めてくれます


薪集めに始まり

薪割・薪焚き

食材温度の確認と


 悠長なようで気が抜け

無いとても

奥深い作業です


この石釜を

自分で焚いてみませんか






薪割り


 薪の調達と薪割が石釜を使う上で

一番の

重労働です


里山で日当たりを良くする時に

伐採等が有れば

声を掛けて頂けるよう日頃から

お願いしています


沢山の薪もあっという間に石釜と暖炉に

飲み込まれてしまいます



これが簡単そうでなかなか難しい

剣豪のように上段から一気に振り下ろして


「エイ」

<パカーン>

「ヨッシャー」


芯を砕くときや

少しずらして、コブの程よい辺りを

打ち砕かないと

割れないなどなかなかのもんです..


木は木元側から割ります


薪集めも、ついでに蔓(つる)取りしながら

里山散策気分です



でも近頃ごみが捨てられているのが残念です




  

薪焚き


 焼き床で薪を焚いて

天井が白く

煤切れになったころ


(窯内の天井温度が800℃ぐらいで

煤が焼き切れる)


熾火を焼き床にまき散らして

十分蓄熱した

頃合いで

下の燃焼室へ火を移します


熾火を充分しないと

薪の下側は

余り温度が上がらないもんです


前回の焼き床に浸み込んだ脂が

燃えるぐらい床を焼きます


釜内の温度が落ち着いたら

食材を入れます


食材の焼き色を見ながら

内部温度に留意して

釜の蓋の開閉具合を調節します。


丸鳥や骨付き肉は内外の焼きムラが

できるので

表面が焦げないような温度で

ゆっくり熱を通します



電気やガスオーブンに比べ

格段の手間が掛かりますがとても

楽しい

時間が過ごせます。








  

  連続燃焼方式


 二段式になっていて一日中

釜を使えます


石釜でりんご、かぼちゃ、ピザ

ベーコン、ポトフなど

色んな物を

焼いて、煮て見ませんか

とても楽しいですよ



炎と煙、パチパチと音を立て

木の香りをまき散らし


頃合を待つ時間


日常忘れているものを

五感

味わってください














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